
横浜市旭区の団地で目にした「差し押さえの赤札」
映画『ハナのサンタ』で監督・脚本・総合プロデューサーを務める川畑秀雄氏。現在はビジネス界のトップランナーとして活躍し、映画監督として豪華レジェンド陣を率いていますが、幼少期は横浜市旭区の団地で過ごしました。毎年のクリスマスを祝うこともできないほど貧しい家庭で、その日々は過酷を極めたといいます。
父親の破天荒な生活と借金が原因で、ある日突然、団地の家にある家具や時計、電化製品のあらゆるものに「差し押さえの赤札」が貼られました。明日を生きることさえ苦しい絶対的な貧困と家庭内暴力のなか、わずか10歳だった川畑少年は、小学校4年生から自ら新聞配達を始めます。夏休みには山でカブトムシを捕まえて売るなど、横浜の社会の荒波にもまれながら「自分でお金を稼いで生き抜く術」を身につけていきました。

寝る間を惜しんで働いた母親への「感謝」
絶望的な環境にあった川畑少年を支えたのは、母親の存在でした。母親は早朝の新聞配達から始まり、昼は工場、夜はレストランでの皿洗いと、寝る間も惜しんで働き続け、旭区の団地で川畑氏と姉を育て上げました。
「どんなに貧しくても、どんなに環境が過酷でも、大人が愛を届ければ子どもは真っ直ぐ育つ」
自身が逆境をはね返して成功をつかんだからこそ、児童養護施設で孤独や寂しさと向き合う子どもたちの気持ちが、誰よりも痛いほど分かる。それが川畑監督の思いです。

『ハナのサンタ』に込めた「あの頃の自分」へのメッセージ
川畑監督は自らの原体験を忘れることなく、これまでにも地元の児童養護施設の子どもたちを特別なクリスマスパーティーに招待するなど、物心両面での支援を続けてきました。
『ハナのサンタ』は、単なるフィクションのエンターテインメント映画ではないといいます。かつて横浜の団地の一室、赤札の貼られた家で震えていた10歳の少年だった川畑監督から、現代の児童養護施設で暮らす子どもたち、そして日々社会で戦い続ける大人たちへ向けた、「感謝と希望、挑戦することで、逆転を乗り越えられる愛のメッセージ」が込められた作品です。
上映の舞台となるのは、ゆかりの深い地元・横浜の映画館「シネマ・ジャック&ベティ」。この上映を通じて、今を生きる子どもたちに「未来への夢と希望」を届けるとしています。11月13日~18日には舞台挨拶が行われ、オランダからピーター・アーツ選手が来日します。
上映情報
- 上映劇場:シネマ・ジャック&ベティ(神奈川県横浜市中区若葉町3-51)
- 上映期間:11月13日~19日
- 舞台挨拶:11月13日~18日(オランダからピーター・アーツ選手来日)
スタッフ・キャスト
- 監督・脚本・総合プロデューサー:川畑秀雄
- 主演:福地展成、新井笑琳、宝生真里奈
- 出演:ピーター・アーツ、大沢樹生、佐々木奏音、山崎麗央奈、桑原咲希、五十嵐優斗、熊谷真里、川畑秀雄
- 友情出演:菅田俊、関根大學、奥寺康彦、小田全宏、篠原今朝男、倉島麻帆、オスマン・サンコン、北山みつき、千葉真一、國武栄治、ビートきよし
- スペシャルサンクス:新田真剣佑
- 主題歌:『サンタは君のそばに』(歌:松本梨香)
- 劇中歌:『花火』(歌:北山みつき)
出典:感謝株式会社




