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『マトリックス』のスタントを支えたレジェンド、スコット・フィッシャー氏が大阪芸術大学で「オートメーション」特別講義

『マトリックス』のスタントを支えたレジェンド、スコット・フィッシャー氏が大阪芸術大学で「オートメーション」特別講義

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ハリウッド映画のスタント撮影で世界的な第一人者として知られるスコット・フィッシャー氏が、大阪芸術大学で「オートメーション」をテーマにした特別講義を行いました。講義は9月3日(木)に実施され、その様子をまとめたレポートが10月20日(火)に同大学の公式Webサイト「Topics」で公開されています。

『マトリックス』のスタントを支えたレジェンド、スコット・フィッシャー氏が大阪芸術大学で「オートメーション」特別講義

『スーパーマン』『マトリックス』を手がけたレジェンドが来校

フィッシャー氏は、舞台や映画など幅広い現場で使われているオートメーションシステム「Navigator」の開発者です。『スーパーマン』『マトリックス』をはじめ、数々の大作映画でスタント撮影を担ってきました。

今回の来校が実現したきっかけは、約20年越しの「師弟の縁」です。舞台芸術学科でオートメーション教育を担当する小林由佳客員准教授は、シルク・ドゥ・ソレイユに在籍していた頃、フィッシャー氏から直接指導を受けていました。

『マトリックス』のスタントを支えたレジェンド、スコット・フィッシャー氏が大阪芸術大学で「オートメーション」特別講義

巨大LEDウォールで大作映画の舞台裏を解説

会場は、2025年に開設された映像学科の最新施設「Vテック・ラボ」です。横7.5m×縦2.5mの巨大LEDウォールを使い、『アンチャーテッド』や『マトリックス レザレクションズ』といった世界的ヒット作を例に、迫力ある映像の裏側にある設計や安全管理が紹介されました。

解説では、ワイヤーやウインチの配置図、3DCGによるシミュレーション、そして完成映像が示されました。フィッシャー氏は、NASAやアメリカ空軍などでも活用されている「Navigator」の広がりについても紹介しました。あわせて、万一の事態を想定した安全対策とリスク検証の重要性を語っています。

『マトリックス』のスタントを支えたレジェンド、スコット・フィッシャー氏が大阪芸術大学で「オートメーション」特別講義

学内施設の見学と「Navigator」を使った実践指導

講義のあと、フィッシャー氏は映画館や広大なスタジオなどの学内施設を見学しました。その場では「クラッシュできる壁を作ったら面白い」といった、プロならではのアイデアが次々と飛び出したといいます。

さらに、舞台芸術学科のオートメーション演習にも参加しました。「Navigator」を実際に操作しながら、学生たちのプログラミングに関する相談に直接応じ、開発者本人による実践的な指導が行われました。

『マトリックス』のスタントを支えたレジェンド、スコット・フィッシャー氏が大阪芸術大学で「オートメーション」特別講義

フィッシャー氏と教員・学生の声

スタントリギングコーディネーターのフィッシャー氏は、日本の学生が熱心にオートメーションを学んでいることを嬉しく思うとコメントしました。また、多くの学科があり、さまざまな分野を学ぶ学生が一つのキャンパスに集まっていることに驚いたと述べています。異なる専門性を持つ人たちがチームで仕事をする、実際の制作現場のような経験を積むうえで、とても良い環境だと評価しました。そのうえで学生たちに向けて、それぞれの夢に向かって絶対にギブアップせずに頑張ってほしいとエールを送っています。

小林客員准教授は、フィッシャー氏が伝えた安全管理や問題対応の話を、現場でしか得られない学びであり、学生にとって大きな財産になったと振り返りました。今回の講義をきっかけに、舞台芸術だけでなく映像の分野にも学びを広げられる可能性を強く感じたといいます。映像学科の福本隆司教授は、オートメーションの考え方と映像制作のプロセスには共通点が多いと話しました。今後は、舞台芸術学科のオートメーションと映像学科の専門性を組み合わせた制作にも取り組みたいと意欲を示しています。

舞台芸術学科演技演出コース4年生の藤原綾乃さんは、『スーパーガール』などの映像を見て、それまでCGだと思っていたアクションにもオートメーション技術が使われていると知り、映画の見方が大きく変わったと語りました。藤原さんはリアル脱出ゲームの制作会社への就職が決まっています。卒業前にこうした技術にふれられたことは、現場に出るうえで大きな経験になったとしています。舞台の表側と裏側だけでなく、動きを支える技術まで学べたことを今後の仕事に生かしたいと話しています。

出典:大阪芸術大学

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