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善竹家が15年ぶりに横浜狂言堂へ 12月公演はフランスの笑劇がヒントの「濯ぎ川」と「二人大名」

善竹家が15年ぶりに横浜狂言堂へ 12月公演はフランスの笑劇がヒントの「濯ぎ川」と「二人大名」

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“狂言の日”に関西を中心に活躍する善竹家が15年ぶりに登場

「勝手に決めました、毎月第2日曜日は『狂言の日』」を合言葉に、狂言を気軽に楽しめる場として続いている横浜能楽堂の普及公演「横浜狂言堂」。12月13日(日)の公演には、関西を中心に活躍する善竹家が登場します。善竹家が横浜狂言堂に出演するのは、15年ぶりです。

善竹家は、狂言界で初めて人間国宝となった善竹彌五郎の芸を受け継いできた家です。古格を重んじる芸風で知られています。今回は「お話」を善竹隆司が担当し、大蔵流の狂言2曲を上演します。

上演される2曲のあらすじ

大名たちが身ぐるみはがされる「二人大名」

大藏彌太郎が出演する「二人大名」は、大名たちのこっけいな姿が笑いを誘う一曲です。都へ出かけることにした大名2人は、太刀を持たせるお供がいないため、通りかかった男にむりやり太刀を持たせます。ところが、威張る大名に腹を立てた男は太刀を振り上げて大名たちを脅します。大名たちは小刀、小袖、裃と次々に取り上げられ、闘犬や闘鶏、さらには起き上がり小法師の真似までさせられます。最初は言いなりだった大名たちがいつの間にか浮かれ出すと、男はそのすきに太刀、小刀、装束を持って逃げ去ってしまいます。大名たちのこっけいな物真似と、小歌にのせたリズミカルな動きがみどころです。

フランス中世の笑劇から生まれた新作狂言「濯ぎ川」

善竹隆平が出演する「濯ぎ川」は、フランス中世の笑劇『洗濯桶』をヒントに生まれた新作狂言です。劇作家・飯沢匡が新劇用に台本を書き下ろし、昭和28年に武智鉄二の演出によって、より狂言らしい作品として初演されました。戦後の新作狂言の中でも人気の高い作品です。

主人公は、日ごろから嫁と姑に酷使されている気の弱い男。今日も川で洗濯をしていると、姑と妻が代わる代わる現れては、あれをしろ、これをしろと用事を言いつけます。あまりに多いので、男は用事を忘れないよう紙に書くようにと二人に言いつけ、紙に書いていないことはしなくてもよいという約束をとりつけますが……。これまで言われるがままに働いてきた男が、知恵を絞って家の中の主導権を取り戻そうとする物語。強気な嫁と姑に振り回される男の奮闘と、思いがけない展開が笑いを誘います。

狂言ってどんな芸能?

狂言は、能と同じく室町時代に成立した、日本を代表する古典芸能のひとつです。神や武将などを主人公に、舞や謡を中心に表現する能に対し、狂言には中世の人々が登場し、誰もが思い当たる日常の喜怒哀楽を、ユーモアあふれる会話と豊かな身体表現で描きます。セリフを中心に物語が進むため、初めて観る人にも親しみやすく、古典芸能の入口としてもおすすめされています。公演は、狂言を初めて観る人も、これまで何度も楽しんできたファンも歓迎とのことです。

公演概要

  • 公演名:普及公演「横浜狂言堂」
  • 日時:12月13日(日)午後14時開演
  • 会場:横浜能楽堂
  • 料金:2,500円(税込/全席指定)
  • 出演:お話 善竹隆司/狂言「二人大名」(大蔵流)大藏彌太郎/狂言「濯ぎ川」(大蔵流)善竹隆平
  • 申込:電話 045-263-3055(9:00~18:00)、または横浜能楽堂のWEBサイト
  • 主催:横浜能楽堂(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)

10枚以上の団体予約についても問い合わせを受け付けています。

出典:公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団

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