AI音楽専門レーベル「IRECORDS(アイレコーズ)」が、AI技術を活用したオリジナルアイドルプロジェクトを始動すると発表しました。運営するのは、大阪府大阪市に拠点を置く合同会社mocchi(代表社員:河口大雅)です。このプロジェクトでは、AIによる楽曲やビジュアルの制作だけでなく、世界観づくりやミュージックビデオの制作、SNSでの情報発信などにも取り組みます。
AIアーティストの次はAIアイドル
IRECORDSはこれまで、AIを活用した楽曲制作をはじめ、アーティストのブランディング、映像制作、SNSでのプロモーションなどを手がけてきました。今回は、AIアーティストの企画・制作で積み上げてきた知見を土台に、新たにAIアイドルのプロデュースに乗り出します。
アイドルの魅力は、楽曲やパフォーマンスだけではありません。メンバーそれぞれの個性や関係性、活動を重ねるなかで生まれるストーリーなども、ファンが応援する大きな理由の一つです。IRECORDSは、こうしたアイドル文化ならではの魅力を取り入れつつ、AIだからこそ実現できる音楽・映像表現にも挑戦していくとしています。
楽曲のリリースやミュージックビデオの公開に加えて、SNSを通じた日常的な発信も予定されています。作品そのものだけでなく、メンバーの個性や活動にも親しめるコンテンツづくりを進めていく方針です。
単発ではなく、アイドルグループとして継続的な活動を目指す
このプロジェクトが目指すのは、AIで制作した楽曲や映像を単発で発表することではなく、一つのアイドルグループとして継続的に活動していくことです。メンバーのキャラクターや音楽性、ビジュアルなどを丁寧に作り込み、それぞれの個性が伝わる作品やコンテンツを制作していきます。
運営元の合同会社mocchiは、SNSマーケティング事業「SNSpartners」を展開し、企業のSNS運用支援やコンテンツ企画などに携わってきました。その知見を生かし、今回も楽曲やミュージックビデオの公開にとどまらない幅広い発信を予定しています。ショート動画やSNSでの投稿など、ファンが気軽にコンテンツに触れられる機会を増やしながら、音楽活動とファンコミュニティの両面からプロジェクトを育てていきたいと考えているとのことです。
背景にあるバーチャルアイドル市場の広がり
バーチャルキャラクターを活用した音楽活動やエンターテインメント事業は、近年世界的に注目を集めています。市場調査会社LP Informationが2026年5月に公表したレポートでは、世界のバーチャルアイドル市場は2025年の約29億4,000万米ドルから、2032年には約203億2,300万米ドルに拡大すると予測されており、2026年から2032年にかけての年平均成長率は37.3%と見込まれています。
国内でも関連市場は成長を続けています。矢野経済研究所が2025年4月に公表した調査によると、国内のVTuber市場は2023年度に800億円となり、2025年度には1,260億円規模に達すると予測されています。あわせて、AIによる楽曲生成や映像制作、キャラクター表現の技術も進歩しており、従来とは異なる方法でアーティストやアイドルを制作できる環境が整いつつあります。IRECORDSはこうした市場環境の変化を新たな機会と捉え、今回のプロジェクトに取り組むとしています。
メンバー構成や楽曲は順次公開予定
今後は、AIアイドルのメンバー構成やキャラクター設定、楽曲、ビジュアルなどの制作を進め、プロジェクトの具体的な内容を順次公開していく予定です。グループの詳細や楽曲のリリース情報、ミュージックビデオ、SNSでの活動についても、準備が整い次第発表されます。
IRECORDSは、AI技術とクリエイティブを組み合わせ、アーティストの企画から作品制作、発信までを一貫して手がけるレーベルです。AIを制作の新たな手段として取り入れながら、音楽やアイドルの楽しみ方をさらに広げていくための取り組みを今後も進めていくとしています。
出典:合同会社mocchi




