年間100本以上の予告編を手がける制作会社が東京国際映画祭の注目作を厳選
映画予告編の制作を手がける株式会社ココロドルが、2026年10月26日(月)から11月4日(水)まで開催される「第39回東京国際映画祭」に合わせて、注目作5作品を選出しました。同社は映画予告編のほか、TV・WebCM、企業PR動画、採用動画などの映像制作も手がけています。今回はスタッフが「これは観てほしい!」と思う作品を選び、年間100本以上の映画予告編を手がけてきた経験と、いち観客として映画を楽しむ目線を交えながら、それぞれの魅力を紹介しています。
代表取締役の密本雄太氏は、映画予告編を「感覚」だけに頼らず「法則」として設計するディレクターです。アメリカ・ハリウッドでマーケティングや観客心理、情報の見せ方などを学んで映像の構造を分析し、どのシーンをどんな順番で見せるかによって変わる観客の期待や感情を「感情曲線」として可視化しながら、予告編づくりを追求してきました。日本MENSAおよびTriple Nine Society(世界人口上位0.1%)にも所属しています。
2025年には日本の映画興行収入が過去最高を記録したことも話題になりました。映画の楽しみ方が映画館以外にも広がるなかで、同社は大きなスクリーンと音響で作品を味わう楽しさや、まだ知らない作品との出会い、映画館へ足を運ぶきっかけを届けたいとしています。なお、以下の作品は「東京国際映画祭2026」公式サイトの部門順で紹介します。
ココロドルが推す「第39回東京国際映画祭」注目作5選
1作目は、『新感染』シリーズのヨン・サンホ監督最新作『コロニー/群体』。進化し続ける“未知の恐怖”を描く作品です。同監督はNetflixドラマシリーズ「ガス人間」の脚本も担当しています。主演は、大ヒット韓国ロマコメ映画『猟奇的な彼女』で一世を風靡したチョン・ジヒョン。劇場公開作としては2015年『暗殺』以来、10年ぶりの俳優復帰となります。2027年1月2日には『猟奇的な彼女 4K完全版』の公開も発表されており、ココロドルは「新年のはじまりはまさにチョン・ジヒョン祭り」と紹介しています。
- 第39回東京国際映画祭:クロージング作品/ジャパン・プレミア
- 一般公開:2027年1月1日(金)元旦
- 監督:ヨン・サンホ
- 出演:チョン・ジヒョン、ク・ギョファン、チ・チャンウク ほか
- 配給:ギャガ株式会社
2作目は、日本と台湾の合作『妖怪、化物をひろう』。異形な子どもと孤独なおばあさんの交流を描く、異質なヒューマンドラマです。オダギリジョーがプロデュースと出演を務め、余貴美子が主演。脇を固めるキャストも豪華な顔ぶれです。撮影地は台湾・金門島というめずらしいロケーションで、作品の世界観をグッと高めているとのこと。ココロドルは、キャストの対話が生み出す独特な間とテンポ感を「小気味良い!」と評しています。
- 第39回東京国際映画祭:コンペティション部門/ワールド・プレミア
- 一般公開:2026年12月25日(金)
- 監督:池田暁
- 出演:余貴美子、オダギリジョー、リウ・グァンティン ほか
- 配給:株式会社ハーク
3作目は、2026年カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した『Fjord(原題)』。美しい北欧の景色の中に潜む、子どもと家族をめぐる社会問題を描いた作品で、2027年アカデミー賞国際長編映画賞のルーマニア代表作品にも選ばれています。クリスティアン・ムンジウ監督にとっては本作が2度目のパルム・ドール受賞で、史上10人目。前回の受賞作は『4ヶ月、3週と2日』です。父役は『アベンジャーズ』シリーズのウィンター・ソルジャー役で世界的に知られるセバスチャン・スタン。ヒーロー映画とは違うどんな姿を見せるのかが注目されます。母役のレナーテ・レインスヴェについて、ココロドルは『わたしは最悪。』『センチメンタル・バリュー』『バックルームズ』など話題作に出演する、今一番注目されている女優だとしています。
- 第39回東京国際映画祭:ガラ・セレクション部門/ジャパン・プレミア
- 一般公開:未定
- 監督:クリスティアン・ムンジウ
- 出演:セバスチャン・スタン、レナーテ・レインスヴェ ほか
4作目は、スペインの巨匠ペドロ・アルモドバルが製作総指揮を務める『La Bola Negra(原題)』。3つの時代を交えながら、愛と喪失の物語を描きます。カンヌ国際映画祭のコンペ部門に選出されて監督賞を受賞し、16分間にも及ぶスタンディングオベーションを浴びた作品で、2027年アカデミー賞国際長編映画賞のスペイン代表作品にもなっています。さらに第51回トロント国際映画祭では観客賞を受賞。この賞はアカデミー賞と深く関わりがあり、直近ではアカデミー賞主演女優賞受賞作『ハムネット』が受賞していることから、ココロドルは2027年のアカデミー賞でも期待の一作に挙げています。
- 第39回東京国際映画祭:ワールド・フォーカス部門/ジャパン・プレミア
- 一般公開:未定
- 監督:ハビエル・カルボ、ハビエル・アンブロッシ
- 出演:ギタリカ・デ・ラ・フエンテ、ミゲル・ベルナルデウ、ペネロペ・クルス ほか
- 配給:株式会社トランスフォーマー
5作目は、マーティン・マクドナー監督最新作『ワイルド・ホース・ナイン』。イースター島を舞台に、予想のつかない展開が巻き起こります。主演は2026年ヴェネチア国際映画祭でヴォルピ杯 男優賞を受賞したジョン・マルコヴィッチ。マクドナー監督の『スリー・ビルボード』『イニシェリン島の精霊』はココロドルのスタッフが大好きな作品とのことで、同社は監督を「ブラックユーモアを扱わせたら右に出る者はいない」と評し、アカデミー賞をにぎわすことは間違いないと期待を寄せています。
- 第39回東京国際映画祭:ガラ・セレクション部門/ジャパン・プレミア
- 一般公開:2027年 1月29日(金)
- 脚本・監督:マーティン・マクドナー
- 出演:ジョン・マルコヴィッチ、サム・ロックウェル、スティーヴ・ブシェミ ほか
- 配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
予告編のつくり手が語る、映画のもうひとつの楽しみ方
今回の5作品は、少しでも映画に興味を持ってもらいたいという思いからピックアップされたもので、この中にはココロドルが予告編を担当している作品も含まれています。同社は予告編を制作する際、作品をよく知ることに加え、観客が何に興味を持ち、どんな感情を抱くのかを想像することも欠かせないとしています。映像表現を感覚だけで語るのではなく、意図や構造を考え、BGM・言葉などを心に訴えかけるタイミングを見つけ出して作り上げることを大切にしているそうです。
同社が提案するのは、予告編を見てから映画館で作品を体感し、もう一度予告編を見返すという楽しみ方。「あの場面をここで使っていたの?」と作品を振り返ることも、映画の楽しみ方の一つだといいます。出品作の中にはまだ予告編が解禁されていない作品もありますが、同社は作品情報や予告編をきっかけに映画館へ足を運んでもらえたら嬉しいとしています。「第39回東京国際映画祭」は、公益財団法人ユニジャパンの主催で、2026年10月26日(月)から11月4日(水)まで開催されます。
出典:株式会社ココロドル




